忘れちゃいけない、コンセント&スイッチ
こんにちは、RICHの母です。
もうすぐ8月でお盆休みの計画も徐々に決まっていっている頃かと・・・
しかし、止まる事のないコロナ感染拡大の第7波。
自己防衛が重要視される中ではありますが、限界も感じています。
先日お引渡をした中能登のN様邸。
その近くには道の駅があります。
最近道の駅が大人気ですよね。
鹿島町の『織姫の里なかのと』には、日本最古のおにぎりが展示されています。
織姫のイメージキャラクターの描かれた
マンホールも可愛くて思わずほっこり。
中能登には県内に住んでいてもなかなか行く機会はないので、
今回はN様邸の新築がきっかけでの大満足の発見になりました。
さて、今回は新築計画の時に、何となく後回しにして、いつの間にか・・・
そんな存在の「コンセント&スイッチ」に関してお話したいと思います。
★新築時のコンセントの位置と種類について
注文住宅を新築する際には、決めることがたくさんあります。
まずは間取り、屋根や外壁等の外回り、
キッチンやお風呂などの水回り、床や壁紙などの内観・・・
一つ一つをすべて決めることになります。
その結果、盲点になりやすい部分の一つとして、
コンセントとスイッチの数と位置があります。
コンセントとスイッチは、家が完成した後にも増やせるので、
あまり重要視されないのかもしれません。
しかし、完成後にコンセントやスイッチの位置を変えたり、増やしたりすると、
せっかく新築なのに、一部壁紙を剥がさなくてはならなくなることがあり、
費用もかかります。
プラン作成時には、造作家具や収納の配置を決めていきますが、
その際、置きたい家具や家電の大きさや配置も考えながら進めていくことが大切です。
家が完成後、家具や家電を配置して、後悔する要因には、
窓の位置・開閉方法と並んで、
コンセントやスイッチの種類と位置も挙げられます。
★戸建て住宅で使うコンセントの種類
【一般的な戸建て住宅で使うコンセントの種類】
➀基本のコンセント
壁に差し込み口がついているコンセントです。
差し込み口は1つから3つです。
➁マグネットコンセント
コードに足を引っかけてしまった場合、
プラグが簡単に外れるようになっているコンセントです。
子育て中や、高齢者のいる家庭では、
コードに足を引っかけて転倒する事故のリスクを抑えられます。
➂抜け止めコンセント
プラグを差し込んでから指定の方向に回してロックするコンセントです。
掃除をしている時などに、
うっかりコンセントを引き抜いてしまうことがあります。
このコンセントはパソコンなど、
外れてしまうと面倒になることになる電気製品に向いています。
但し、プラグの抜き差し回数が多い場所には向いていません。
➃アースターミナルコンセント
アース付コンセントです。
洗濯機や、電子レンジ、食洗器など、
使用する電気量が多い家電、水に濡れる心配のある場所に設置する家電用です。
➄扉付コンセント
差し込み口に扉がついているコンセントです。
子供が小さいうちは、コンセントに棒を差し込んだりしてしまうことがあるので
扉がついていると安心です。
扉付コンセントの中には、普段は照明用のスイッチとして使い、
扉を開けると内部にコンセントがあるタイプもあります。
掃除機は、使う都度、コンセントに差し込みますが、
照明スイッチと兼用のタイプの場合、
かがまなくても差し込める位置にあるので、
抜き差しが楽にできます。
➅床用コンセント
床に設置するコンセントです。
収納型とポップアップ型があります。
どちらも、普段はしまっておき、
コンセントを使う時だけ蓋を開けて使います。
ダイニングテーブルの下に設置すると、
鍋や焼き肉など、ホットプレートやIH調理器を
テーブルの上で使う際に便利です。
また、扇風機や、除湿器、加湿器など、
床において使用する家電を、コンセントのすぐそばに配置できるので、
コードが邪魔になりません。
➆マルチメディアコンセント
インターネット、テレビ、電話、電源がまとめられているコンセントです。
リビングのテレビ回りは、これらのコードが集まる場所なので、
テレビ裏はコードがゴチャゴチャになってしまいます。
コードがゴチャゴチャになると、掃除がしにくく、埃もたまりやすくなってしまいますが、
マルチメディアコンセントがあると、かなりすっきりします。
他の居室と、有線でもWi-Fiでも繋げられるので、家庭内LANを手軽に構築でき、
寝室のテレビや、子供部屋、書斎でも、手軽にインターネット接続できます。
➇充電用USBコンセント
USBコンセントと電源が組み合わされたコンセントです。
スマホやタブレットの充電ができます。
USB Type-Cの場合には、ACアダプターをコンセントに差し込みます。
書斎や寝室にあると便利です。
★コンセントの場所別位置の決め方
各部屋の家具や家電の配置と、動線に配慮して位置を決めていきます。
家具の裏になっても、コンセントは使えますが、
使い勝手が悪いだけではなく、埃が溜まって火災の原因になることもあります。
防災の為にも、家具や家電とコンセントの位置関係は重要です。
冷暖房機器に関しては、冷暖房の方法に合わせて配線計画を作ります。
また、将来的に増える可能性のある家電がある場合には、
必要なコンセントの数が増えます。
新しい家電を購入した際に、延長コードなどを使用しなくても済むよう、
あらかじめコンセントを設けておきましょう。
➀キッチン
据え置き型の家電と、使用する時だけコンセントを使う家電があります。
冷蔵庫、電子レンジ、食洗器などは、
購入予定の家電のサイズをあらかじめ計っておきましょう。
特に冷蔵庫は、想定した位置に数センチ足りなくて
設置できないというようなことも起こりかねません。
幅だけではなく、冷蔵庫より高い位置に設置できるよう、
高さも計っておきましょう。
電源を入れたままにする家電は、プラグとコンセントに埃が溜まり、
発火するリスクがあるからです。
パントリー内に炊飯器やオーブントースターも置く予定であれば、
置く予定の棚に背面にコンセントを設けます。
ハンドミキサーなど、使用時だけコンセントを使う家電は、
作業がしやすく作業中に仮置きできるだけのスペースがある位置に、
コンセントを配置します。
➁リビング・ダイニング
リビング・ダイニングのコンセントの位置は、
家電だけではなく、家具の位置、扉の開閉方法に配慮することも必要です。
コンセントが家具の裏側になってしまったり、
扉を開けると隠れてしまう位置になったりしてしまわないようにするためです。
テレビ回りにはマルチメディアコンセント、
ダイニングテーブルの下には床用コンセントが便利です。
扇風機、除湿器、加湿器などは、通年使用するものではないので、
使用しないときは、コンセントに埃がたまらないようにできる
床用コンセントや扉付きコンセントが向いています。
➂子供部屋
まだ子供が小さいうちには、照明と掃除機用のコンセントだけで足りますが、
学校に行くようになると、パソコンを使ったり、部屋で音楽を聴いたり、
スマホを充電したりするようになり、必要なコンセントの数が増えます。
勉強机の周辺に、そのような時期になった時に備えて、コンセントを設置しておきましょう。
➃寝室
ナイトテーブルに、埋込充電用USBコンセントがあると、
就寝時にスマホの充電ができます。
一般的なコンセントと組み合わされているので、
ナイトスタンドのコードも差し込めます。
➄洗面所
洗面所を洗濯室としても使用する場合には、
洗濯機の他に、アイロン、部屋干しファンなど、
洗濯の仕上げに必要な家電のコンセントが必要です。
アイロンをかけたり、洗濯物を畳んだりするスペースと、
アイロンのコードの長さを考慮して、使いやすい位置にコンセントを設置します。
洗面台には、ドライヤー、電気カミソリなどのコンセントが必要ですが、
水がかかる恐れがあるので、扉付きのコンセントにしておくと安心です。
➅その他いろいろ
・掃除機のコンセント
掃除機のコードの長さに合わせて設置します。
基本的には床の近くに配置しますが、
スイッチのある場所では、扉付きで内部にコンセントがついているタイプのスイッチを選ぶと、
掃除機のコードの抜き差しが楽にできます。
・常夜灯のコンセント
つける予定であれば、
寝室や子供部屋からトイレまでの間の廊下の床近くにコンセントを設けます。
人感センサー付きのナイトライトと組み合わされたコンセントを選ぶと、
掃除機のコードにも使えるので便利です。
コンセントの位置だけではなく、
スイッチや照明の位置も、暮らしやすさに大きくかかわります。
使い勝手の良い位置に、設けられるよう、
家具や家電を想定しながら間取りプランを進めることが理想的です。
万が一、内装工事が始まる段階になって、
さらに必要なコンセントに気づいた場合には、
施工を依頼する工務店に相談してみましょう。
付け足しができる可能性があります。
RICHアビリティでは、現場でのコンセントやスイッチの確認を、
現場監督や設計スタッフと行っており、
実際の高さや位置に関しては
住んでからをイメージしながら具体的に行っています。
ご安心ください。