え?ペアガラスと二重サッシは違うの?
こんにちは、RICHの母です。
10月になり気温差が激しい日々がありますが、
やっぱり秋だなぁ~と感じることも多くなりました。
皆さん、ご存じでしたか?何が?
10月10日は体育の日ではなくむ「スポーツの日」と名称が変わったこと。
調べてみると変更になったのは、2020年からとの事。
知らないというか、気にしていなかったので、
改めて「スポーツの日」をエンジョイしました。
今回は長年の想いが叶い「綾小路きみまろ」の
ステージを観に行ってきました。
あれから30年・・・今はあれから40年との変更にも笑いが
中高年の人気者とあり、本多の森ホールは満席。
1700名収容ですからかなりの人気ぶりがうかがえます。
思い切り笑う事は、暗いニュースが多い中貴重でした。
笑って明るく過ごせる幸せ嚙み締めました。
さて、今日はサッシについてお話します。
最近は賃貸でもペアガラスが入っていて、
結露しなくて助かってます・・・との声も。
ペアガラスという言葉自体も、浸透してきましたね。
一方二重サッシは、断熱性能を上げるためのリフォーム工事などで
二重窓という呼び名で知られているかと。
ペアガラスと二重サッシは全く別物。
ペアガラスは一枚の窓に二重でガラスが入っているもので、
窓が2個ついているのが二重サッシ(二重窓)です。
この2つのサッシについて、違いを見ながらメリット&デメリット、
金額の事、結露の事などを見ていきたいと思います。
★性能的な違いとメリット➀
ペアガラスと二重サッシの一番の違いは
ガラスとガラスの間の距離と、フレーム部分が2つあるかどうかです。
ペアガラスは、一枚のフレームにガラスが2枚ハマっています。
ガラス部分については断熱、防音効果を期待できますが、
サッシのフレーム部分については、普通の一枚の窓と同じです。
これに対して二重窓、二重サッシは勿論、フレームが二枚あります。
サッシを開閉するために、窓枠との間に隙間があります。
勿論、できるだけ隙間をなくすようにゴムなどのパッキンで密閉性を上げますが、
どうしても限界があります。そこから空気が入ってしまうのです。
特に防音性などについてはペアガラスよりも二重サッシの方が有利と言われています。
また、フレーム部分の材質がアルミの場合は、
アルミはよく熱を通してしまいます。
二重サッシの場合は外側がアルミのフレームにして、
内側は室内環境ですので木の枠でも使えます。
窓自体は雨やも樹脂製のフレームサッシもあります。
アルミサッシと樹脂サッシでは大きな差が出ます。
また、外側がアルミ、内側が樹脂という複合のサッシもあります。
サッシの性能値は熱貫流率という数値で表記されます。
リクシルやYKKなどのサッシメーカーのカタログに数値が書かれていますので、
チェックしてみてください。
光を沢山取り入れたいから大きい窓が欲しい方は、
この熱貫流率の高いサッシを使うと良いかもしれませんね。
★性能的な違いとメリット➁
窓と窓の距離が近いペアガラスの場合、間に入れる気体にアルゴンなどを入れることで、
断熱性能を持たせています。
二重サッシはそういう性能の高いガラスを入れなくても、
窓と窓の空間自体が大きく断熱性、防音性を期待できます。
★ペアガラス、二重サッシのデメリット
断熱性、防音性では二重サッシが有利な場面が多いですが、
二重サッシにはデメリットがあります。
単純に2回開けるのが面倒なんです。
単純に開閉が面倒だけではなく、お掃除も面倒です。
特に外側の窓は普通に外に接しているので、結露もします。
内側の窓を片方ずつ開けて掃除するのは結構手間です。
また、引き違い窓や左右に開くタイプの窓は二重サッシの取り付けは問題ないですが、
最近デザイン性も良いという事で縦辷り窓や横辷り窓を取り付けますが、
この窓の場合、開閉レバーの部分が干渉して二重窓が設置できない場合も多いです。
また、窓枠のサイズや形状によっては二重窓を取付けるスペースがないこともあります。
ペアガラスの場合、普通の一枚窓ですので、その問題はほとんどないです。
ペアガラスのデメリットは防音性でしょうか。
断熱性に関しては、間に入れるガスなどのおかげでかなり良くなってきましたが、
防音性についてはやはり間に空間を作る二重窓が有利です。
使い勝手の問題を考えるとペアガラスが断然便利ですので、
超寒冷地じゃない限りはペアガラスが主流です。
★ペアガラスと二重サッシの値段の違い
ペアガラスは単体としては高いです。
二重サッシはガラス自体は安くても、フレームが問題です。
新築の場合は、どちらもそんなに大きく値段は変わらないと思います。
ただ、窓のサイズや地域性によっては差が出ますし、
二重窓の取り付けスペースの確保も必要ですので、良く検討してください。
リフォーム工事の場合は、今使っているサッシのフレームのまま、
新しいペアガラスが入るのであれば、
ガラスの部分だけ交換するのが一番リーズナブルです。
ただ、アルミフレームの場合は、フレーム部分がものすごく結露します。
ペアガラスにしてもフレーム部分がアルミでは効果が減ってしまいます。
そういう意味ではフレームごとの交換がおススメです。
防寒のためにトリプルガラスなどを考えている人は、二重窓にした方が、
値段が安く、性能のーもそれなりに期待できます。
トリプルガラスは、とにかく高いです。
北陸の新築の場合はペアガラスが主流で、
半樹脂と言われる外側がアルミで内側が樹脂といったフレームが多いです。
防音・防寒等の性能をすべての部屋に求めるのではなく、
各居室の用途に応じて窓を変えるのも手だと思います。
そうすることでトリプルガラスを使った方が住み心地がいいとなれば、
それも選択の一つです。
注文住宅の場合、一か所ごとの窓に関して
お客様のご要望を取り入れた選択が可能です。
是非、RICHアビリティにお気軽にご相談ください。
また、断熱性能を重視したリフォーム工事は窓が大切です。
合わせてご要望にマッチしたご提案をします。