階段周りが家族との大切な空間に!!
こんにちはRICHの母です。
三寒四温で春が身近になりましたね。
タイヤ交換も終えて、寒かった冬にお別れです。
金沢の冬支度に、良く知られている兼六園の雪つりと共に、
土塀のこも掛けがありますね。
幼少期は長町の武家屋敷とは近隣の場所に住んでいたため、
冬に通る時の景色としては、なじみ深い物でした。
そもそもこの「こも掛け」は、金沢の雪は水分の多いぼた雪のため、
この水分で土塀の破損や付着した雪による土剥がれを防ぐ目的で、
12月上旬ごろにこも掛けを行い、冬本番を迎えます。
そして3月中旬にこのこもを取る作業が行われ、春を迎えます。
実際長町かいわいのこもが、先日取り外されました。
この昔ながらの習わしで春を感じるのは、風情があっていいですね。
さて今回は、スキップフロアーなどの階段や2階ホールの使い方を工夫して
家族とのコミュニケーションの取り方を考えてみたいと思います。
★階段周りのアレンジ術
階段をただ上り下りするスペースだと思っていませんか?
1階と2階をつなぐ小さなスペースですが、
階段やホール空間にちょっと遊び心を取り入れれば、
住まう人の個性があふれる、居心地の良い場所へと大変身します。
踊り場スペースを広めにとって、好きな雑貨や絵画をディスプレイしたり、
椅子やデスクを並べたりと、いろいろなアレンジが楽しめます。
★趣味スペースに活用
階段の途中に少し広めのフリースペースをとり
造作のテーブルを備えつけ、趣味スペースを設けた間取り。
個室に入るまでの通路を少し広めに確保することで、
「一部屋」のようなプライベート空間ができます。
1階のリビングから動線がつながっているので、
パソコンで集中して作業したいときや、楽器を弾きながら寛ぎたいときにも、
家族の気配を感じられるのも嬉しいですね。
ちょっとしたワークスペースや、
お子さまの勉強スペースとしても活用できそうです。
開放的な空間でありながら、一人の時間を楽しめるのも、
個室とは違った魅力といえますね。
★自分だけのギャラリーに
階段を上りきったところにお気に入りの照明や絵を飾れるスペースを用意して、
壁側にはニッチを取り入れて「見せる収納」なんていかがですか。
階段を通るたびに、お気に入りの物たちに癒されることでしょう。
季節に合わせてお花や植物で模様替えしたり、お子さまの絵や作品を飾ったりと、
アイデア次第でさまざまな空間にデザインできます。
ちょっとした収納にも使えるので、
2階でよく使う掃除グッズや生活用品を入れておくのも便利ですね。
★家族の個性で多目的な空間に
階段の踊り場から、スキップフロアにつながった間取り。
上り下りする生活動線にありながらも、ゆっくり寛げるチェアを置いたり、
植物を飾ったりと、家族が自由に使える空間になります。
スキップフロアからは、1階と2階にいる家族の気配を感じられて、
外の景色を眺められる窓を設計。
ほどよく光が差し込む穏やかな空間で、
リビングとはまた違った一人の時間を過ごすことができます。
ちょっとした調べものをしたり、読書や音楽を聴いたりと、
思い思いの時間を過ごしたくなりますね。
★2階ホールを開放的な空間に
家の中から外の景色を眺められる。
階段を上った2階ホールにゆとりのある空間を確保してはいかがですか。
景色の眺めがよい立地を生かして、ホールから覗ける大きな窓を設計。
広く取ったホールにはハンモックを置いて、
自然の景色をゆったり眺めて寛げる、格別な空間なんて素敵ですよね。
1階から吹き抜けでつながる開放的なホール、
大きな窓から覗く壮大な景色、たっぷりと光が入る暖かみのあるスペース。
ついつい長居してしまうほど居心地がよさそうですね。
★ファミリーライブラリーに
階段を上った2階ホールに、造りつけの本棚を設置。
2階の個室につながる動線となるホールに本棚を設けることで、
家族が気軽に立ち寄れるファミリーライブラリーとして活用できます。
家族が持つ本や雑誌を一か所にまとめることで、
親も子どももいろいろな本を共有できて、
新しい発見が生まれたり、知らなかった分野に興味を持ったりと、
本を通じて家族とのコミュニケーションがはかれます。
このように、階段周りはただの通路ではなく、家族のつながりを深めて、
豊かな暮らしをするためにも大切な場所となります。
階段というちょっとした空間ですが、広さや造作の工夫次第で、
収納やプライベート空間、家族がつながる場所として活用できます。
階段途中のフリースペースを“ひと部屋”として活用したり、
好きな雑貨や絵を飾るスペースにしたりと、
自分たちの暮らしに合ったスタイルをイメージしてみましょう。
リビングやダイニングだけでなく、階段にもひと工夫取り入れることで、
ぐんと暮らしが豊かになります。
RICHアビリティでは、ご家族さまの暮らし方に合った
階段づくりのアイデアをご提案いたします。
個室用のスペースが足りない場合でも、
2階ホールやフリースペースに造作のテーブルを備え付ければ
家族が自由に使える作業スペースとして活用することもできます。
また、2階ホールを広めに設計して、吹き抜けを設けたり、窓やチェアを用意すれば
個室へとつながるだけの空間がたちまち寛ぎスペースに変わります。