小屋裏収納の活用には階段を!! - アビリティリッチ

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RICHの母コラム

小屋裏収納の活用には階段を!!

小屋裏収納の活用には階段を!!

おはようございます、RICHの母です。
2月も後半戦突入。
春はもうすぐなのでしょうか?

さて、建築について少しお話したいと思います。

世界的に建築の歴史は古くて世相を反映しています。
古代エジプトのピラミッドは紀元前26世紀。
気の遠くなる時代に、
あのクフ王のピラミッドは146mの高さ。

日本においても法隆寺は7世紀の建造物ですが
世界最古の木造建築として
いまだその姿を見ることができます。

今回面白い建築物があるので
ご紹介したいと思います。

それは「ウルトラマン建築」
ウルトラマン建築とは
周囲から際立った造形を持ち
都市の歴史的な文脈や周辺環境を
刺激する建築です。

世界遺産にも指定されている
ウィーンの「クンストハウス・グラーツ」
巨大ナマコのような美術館で
「フレンドリー・エイリアン」
の愛称で親しまれています。

日本で言えば岡本太郎の唯一の建築作品
「マミ・フラワー会館」
青い尾尻のような塔と
大きく口を開けたユーモラスな姿から
竣工当時「大きな怪獣」と称され
注目を集めました。

これらは街並みに快く馴染むものではなく
どちらかと言えば強烈に対峙し
時に周囲とも摩擦を生じさせるほど。

固定価値観を揺さぶる事で
建築を取り巻くコミュニケーションの
新たなカースタイルを創造し
批判を恐れることなく
これらの建築物を生み出す建築家こそ
「ウルトラマン」なのではないでしょうか。

さて今回のテーマですが
「小屋裏収納どう上る?」問題です。
デットスペースを活用した小屋裏収納ですが
いざ作ったはいいのですが、
荷物の出し入れに苦労して、
活用されていないケースも多々。
それなら、初めから階段をつくってしまえば・・・
今回はそのあたりに注目してみていきたいと思います。

1. はしごVS階段

小屋裏収納は上り方によって
使い勝手が大きく変わってきます。
屋根裏への一般的なアクセス方法は、次の3種類です。

➀収納式はしご(スライドタラップ)

必要なときだけ天井から引き出して使えるのが、
収納式はしごです。
このタイプの場合小屋裏収納への入り口は普段、
天井とフラットになる扉でふさがれていて、
出入りしたいときは、専用の棒を使って扉を引いて開けます。
この扉の裏側にはしごが収納されており、
小屋裏収納へ上るときははしごを伸ばして使います。

➁可動式はしご

使わないときは壁に沿わせておき、
上るときには角度をつけてかけるのが可動式はしご。
このはしごの場合は小屋裏収納の入り口が
オープンになっている必要がある。

➂固定式階段

階段を固定式にするとすぐに使えるうえ、
安定して上り下りができます。
ただし、階段スペースが必要となるほか、
費用がそれなりにかかります。

比較すると分かるように、
収納式はしご・可動式はしごの2種類のはしごは、
いずれも場所を取らないので、
階段の下の間取りに影響しないのがメリット。
一方、傾斜が急でステップの幅が狭いため、
上り下りがしにくいというデメリットがあります。

大きな荷物を抱えて急勾配の
はしごを上り下りする苦労は想像に難くないはず。
加えて、今は大丈夫でも、
年齢を重ねたときに上り下りできるかも
小屋裏収納を作るときには考慮しなくてはいけない事。
意外かもしれないが、上りよりも下りのほうがつらいため、
いったん入れた荷物がいつまでもそのままになるという事も多々。
長い目で見れば、階段でのアクセスがおすすめです。

とはいえ、固定式の階段を設置するには、
広さや予算のほかにも、法律的なルールについての条件があります。

2. 小屋根裏収納に関する固定資産税のルール

法律的には「小屋裏物置等」にあたるこの収納は・・・

1.最大天井高が1.4m以下
2.床面積が直下の階の1/2未満

上記の条件を満たしていれば、
固定資産税の課税対象となる法定床面積には算入されない。
固定資産税のかからない、
プラスアルファのスペース。

注意したいのは、階段についての条件を
定めている自治体もあることだ。
自治体によっては、収納式や可動式のはしごならよいが、
固定式の階段をつけると小屋裏収納とは認められない事も。

また、固定式の階段は認められるが、
階段の幅や奥行きが決まっていたり、
階段の面積が小屋裏収納の床面積に算入されたりする場合が。
念のため計画の段階で、
設計士を通じて確認してもらう事をお勧めします。

2階建ての住宅に作った小屋裏収納が
自治体の基準を満たしていない場合、
その住宅は3階建てとみなされます。
3階建てになれば固定資産税が余分にかかるのはもちろん、
消防法などの規定も大きく異なってくるため要注意です。

自治体の規定で固定式階段の設置ができない場合は、
滑車やモーターの力で荷物を上げ下げできる
「ウィンチ」を導入するなど、
別の対策を考える必要があります。

せっかく作った小収納を
開かずのデッドスペースにしないためには、
階段によるアクセスが可能かどうか、
計画段階でしっかり検討することが大切。
現実的で長期的な視点で計画し、
きちんと活用できるこ小屋裏収納にしたいものです。

小屋裏収納を作りたい方、
階段による施工例も多いRICHアビリティにお任せください。
実際の図面でのご説明も可能。
ご安心して計画をお手伝いします。

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