地盤改良工事は本当に必要か?
こんにちは、RICHの母です。
4月に入り、寒暖差の大きい日もありますが、
やっぱり「春」はいいですね。
さて、3月末に地鎮祭を挙行したO様邸。
いよいよ基礎工事着工を迎えるにあたり、
先日「地盤改良工事」を行いました。
皆さん、この「地盤改良工事」ってご存じですか?
何となく・・・という方が多いのではないでしょうか?
それもそのはずです。
地盤改良工事は、地盤調査の結果によって行うもので、
この地盤調査は土地の所有をしてからじゃないと、
行えない厄介な調査なのです。
なぜ、土地所有の後でしか調査できないか?
答えは簡単!!
土地に関して買主の立場では、「地盤の良い土地」を
求めるのはもっともな話。
しかし、売主の立場だと「軟弱な土地」だと売れない事に。
売買契約が行われても、手付金を放棄しても、軟弱な土地は
将来にわたり安全安心とは言えないので契約破棄します。
そんなことがあっては、売買が成立しません。
公平を期すためにも、売買が成立してから
買主に名義が移転登録してから、地盤調査することになります。
さて、そもそも「地盤改良工事」とは何か?
答えとしては・・・
建築物を建てる際、安定性を保つため
地盤に人工的な改良を加えるための工事の事!!
地盤は土または岩石によって構成されています。
大抵は軟弱地盤の下に良好、強固地盤がある・・・
自然の地盤の上にそのまま基礎を造った際、
柔らかい地盤の上に重い構造物を建てた場合、
建物の重さで地盤沈下を起こす可能性が。
日本の土地には山を削ったり海や川・池などを
埋め立てた場所が多く存在し、
宅地の半分は地盤改良が必要な軟弱地盤と言われる程。
建物が均一に沈んでしまう場合よりも問題になるのは
不均等に沈下する「不同沈下」ともいわれます。
【地盤改良の工法】
➀表層改良工法(軟弱地盤が深度2mくらいまで)
→表層の地盤を掘削し、石灰・セメントなどを混ぜながら埋め戻す工法。
➁柱状改良工法(軟弱地盤が深度2~8mまで)
→安定した地盤までセメントを注入、土を柱状に固めた上に基礎を造る工法
➂鋼管改良工法(軟弱地盤が深度2~30m)
→鋼管杭を硬い地盤まで貫入、その杭で基礎を支える工法。
狭小地など大型重機の搬入が難しい場合に行う工法。
家を建てる前に、家を建てるために必要な工事です。
この地盤改良工事をすることで「地盤保証」を受けることで、
将来にわたり、安全安心に住み続けられます。