予算が厳しい時に考える!コストバランスの事
こんにちは、RICHの母です。
先月になりますが、金沢駅に所用で行ったら
鼓門がライトアップされていました。
1月には赤のライトアップでしたが、
4月はパープルのライトアップに・・・
何となく春なのでピンクやイエローと言う色を想像する中
この色は意外でした。
でもパープルは好きな色!!
旅立つ人、旅で来られる人にとって、
パープルの金沢駅の玄関口としての色は
どう受け取られるのでしょう。
12カ月違う色なのか?
ちょっと知りたくなりました。
さて今日は「予算が厳しくなった時のコストバランス」についてお話します。
もし住まいのこだわりを叶えるために、予算上厳しくなったらどうしたら良いか?
ヒントになる事をお話していきます。
【建物のカタチをシンプルに】
シンプルな総二階に近い箱型の家と凹凸が多い家では、
凹凸が多い家の方が、外壁・内壁の表面積が大きくなるため、
職人さんの手間が増え、材料も多く必要になります。
コストを考えると総二階の箱型がいいでしょう。
更に箱型は耐震性にも優れています。
シンプル過ぎてどうも・・・という方には、
植栽などの外見のアレンジを活用してみるのも一つ。
なるべくシンプルなカタチの選択をすると良いでしょう。
【間仕切りを少なくオープンに】
コンパクトな家でも広々見せたいのであれば、
間仕切りが少ないオープンプランを採用してください。
廊下を極力少なくしたり、吹き抜けを設けて空間の広がりを持たしたり、
スキップフロアーなどのパブリック空間を住まいの中心に据えるプランなどは、
実面積以上の広さを感じられます。
家具で間仕切りをしたり、可動間仕切りを用いれば、
将来のライフスタイルの変化にも対応できます。
ただ、大空間なので断熱性能や空調関係は
しっかり計画する必要があります。
【床面積を減らす工夫】
建築費用の基本コストは、床面積に比例しています。
床面積を減らすことで材料費・職人の手間の削減から、
住まいのコストに直結したコストカットが実現します。
例えば寝室8畳を6畳にして減らした2畳分のコストを
床暖房設置に回すといった考え方です。
つまり〇畳のLDKだの子供部屋だのといった発想を切り替え、
必要なものをその空間で配置し、窓を大きくしたり吹き抜けをつくったりして
部屋を狭く見せない工夫をすることでコストカットできます。
【水回りの配置はコンパクトに】
設備や配管が集中する水回りは、
住んでからの変更がしにくいので、初めの計画が重要。
給排水の配管の長さや施工手間、エコキュートの温水供給のタイムラグを考えると
上下階で同じ位置に配置した方が、コストや メンテナンス、使い勝手の面からも
メリットが大きいです。
排水の音問題にも対応できます。
最近はコンパクトにするために、二階に浴室を設けることもありますが、
ユニットバスには2階用もあるので、計画の時はちょっと工夫を。
【既製品・規格サイズ製品を活用】
限られた建材費用を有効活用するには、既製品や規格サイズを採用。
既製品でもサイズバリエーションも豊富なので、
組み合わせることで規格外のサイズを実現することもできます。
また設計力やデザイン力で、
ありきたりではない既製品の活用をすることで満足度も高まります。
【素材を楽しむ】
仕上げ材で構造を包み隠すのではなく、柱や梁を現しにしたり、玄関近くの床をタイル張りにせずに
モルタルのままにして土間風にしたり、天井を棟木などの構造材をあえて見せて
空間のアクセントにしてしまう等、楽しみながらコストカットする工夫はあります。
【造作家具を大工さんで制作してもらう】
廊下や部屋に直接造りつける家具は、
面積に無駄がないのでデットスペースを有効活用できるので有効。
しかし、家具職人が造る造作家具はコストがかかる。
そこで大工さんの職人技術を借りるという手はどうでしょうか。
工事としての種類を増やすのではないので、人件費や施工費が抑えられ、
現場での作業になるので空間になじみやすい点もメリットです。
例えば、キッチンの手前にダイニングカウンターを備え付けたり、
AVボードや今ならLDKの中にパソコンカウンター等も人気。
【設備のグレードの見直し】
新居を考える時、憧れがキッチン等の設備機器に向くことが多いですね。
しかし、すべてを最新の設備にするとかなりの予算オーバーに。
そんな時はグレードをワンランク落とすことも選択の一つ。
グレードを落としたとしても基本的な機能が落ちるわけではないのでご安心を。
但し、ランニングコストなどにかかわるものは見極めも大切です。
また、最近の太陽光発電システムに代表されるように、
日進月歩の進化をしているものは導入時期の見極めも大切。
最新技術を入れることで予算が厳しいのであれば、見送ることも必要です。
このようにコストカットの方法を見てきましたが、次の3点だけは注意しましょう。
➀将来を見据えたプラン作成・・・ライフスタイルの変化があることを忘れずに
➁ランニングコストを忘れずに・・・メンテナンス費用も考えよう
➂家族の安全と健康を最優先に考える・・・安心・安全最優先に考える
まずは予算内での建築計画がオススメ。
RICHアビリティでは、経験豊富なスタッフが、お客様の予算内での設計&施工をしております。
まずはお気軽にご相談ください。