凍害に注意すべし!!
こんにちは、RICHの母です。
今年に入り映画を良く観に行くようになりました。
スクリーンでの見ごたえはやっぱり最高です。
しかし、仕事の関係などから、観に行きたくても
上映期間が過ぎて観そこなっいしまう事も。
そんな時、地上波初っていうやつで、
案外早く観ることはできるのですが、
映画ファンとしてはテレビ放映の前には見ておきたいと。
その一つに「マスカレード・ナイト」がありました。
そう、長澤まさみ&キムタクの人気の映画。
昨年の年末の上映でしたが、映画館には行けなくて。
自分にご褒美・・・っていうわけで
DVDを購入してじっくり晩酌しながら観ることができました。
面白かったなぁ~。
なんだか充実したお家時間を過ごすと
翌日からの仕事にもハリが出ます。
さて、いよいよ12月
冬型の気圧配置になると、
数時間いや数分でがらりと天候が変わる事が・・・
そんな天気や気候の変化で、
お家もダメージを受けることがあります。
皆さん「凍害」って聞いたことがあるのではないでしょうか?
そもそも「凍害」とは何ぞや?ってことで、
今回は「凍害」に関してお話したいと思います。
★凍害とは?
凍害とは、寒冷地において、コンクリートに含まれている水分が
凍結・融解を繰り返し、水分が膨張することで
コンクリート表面から次第に劣化していく現象のことを指します。
★凍害はなぜ発生するのか?
凍害を引き起こす原因は、
主に外壁の経年によるところが大きいです。
凍害は外壁に起こるヒビ割れ・腐食・サビなどの症状の中でも、
もっとも危険な劣化の症状の一つです。
凍害を放置しておくと建物の構造そのものにも重大な障害が発生しかねないため、
凍害を発見したらすぐにでも対策を取る必要があります。
★凍害にはどんなものがあるのか?
➀スケーリング
スケーリングは、コンクリート内の水分が凍結・融解を繰り返すことで
セメントペーストが剥離する現象です。
環境としては、最低気温が-2度以下となる寒冷地で起こりやすいです。
➁ひび割れ
スケーリングと同じく、最低気温が-2度ほどまで下がり、
コンクリート内の水分が凍結・膨張した際にヒビ割れが生じる現象です。
➂ポップアウト現象
コンクリートの表面が薄皿状に剥がれ落ちてしまう現象です。
★経年による劣化が原因
凍害が起こる確立が高い窯業系サイディングは、
始めのうちはしっかりと機能を果たしてくれますが、
経年によって劣化すると塗膜の効果が失われ、
原料となるセメント材が湿気や水分を吸収しやすくなってしまいます。
外壁が水を含みやすくなると、
水の入り込んだ箇所では気温が下がると凍結し、
素材が膨張や縮小を繰り返すことで
塗料の表面に障害を引き起こします。
こうして発生した剥がれやひび割れを凍害と呼びます。
凍害は外壁の素材が低温で凍結することによって発生するため、
北陸で起こりやすい現象です。
窯業サイディングにはセメントが含まれているから凍害が起こりやすい
凍害は、寒冷地においてコンクリートやセメント中の水分が
外気温差や日の光などの影響を繰り返し受けることで、
水分の膨張圧により、コンクリートにヒビ割れや剥離が発生します。
窯業サイディングの原料として、
セメントなどが含まれているため、
凍害になりやすくなっています。
★凍害が起こるメカニズム
水分が隙間から内部へ侵入
↓ 水分が凍結と融解の繰り返しで外壁材にダメージを与える
↓水分が凍結に伴う膨張圧でヒビ割れ発生
↓水分がヒビ割れ時に、外壁材が剥がれていく
外壁材の剥がれに伴い、建築材が剥き出しになり腐食や欠損が発生する
★窯業サイディングの耐用年数とメンテナンス(塗り替え)周期
窯業サイディングは凍害を引き起こしやすい外壁材です。
しかし窯業サイディング自体の耐用年数は約40年と長い特徴があります。
この耐用年数を保つには、
メンテナンス(塗り替え)を約10年を目安に行うことが望ましいです。
★凍害の対策と対処方法
外壁塗装は定期的に行うべきものですが、
それは凍害などの被害が発生していないかどうかの点検にもなります。
凍害は目に見える障害ももちろんありますが、
素人目ではわからないような箇所に被害が出ていることもあります。
外壁塗装をしっかりと行うことで、
こうしたチェックの漏れを防ぐことができ、
凍害を未然に防ぐことが可能です。
また、凍害の発生原因は主に塗膜の劣化です。
経年によって塗膜の効果が失われることによって凍害が発生します。
そのため、塗膜の効果がなくなるまえに
塗装の塗り替えを行うことが最も有効な対策となります。
つまり、凍害が発生する前に対策を打ち、
これを未然に防ごうということです。
★凍害を発生させないための対策
➀定期的に水回りやコンクリート部分のチェックする
➁築10年たっている場合は専門家に見てもらう
➂窯業系サイディングボードを使用している場合は
新築から7~8年で専門家に見てもらう
★凍害を放置した場合…
凍害というのは、発生してしまうと建物の内部にまで
被害が浸潤してしまうこともあるため、
場合によっては大規模な補修工事をしなければならないこともあります。
サイディングを張り替えたり、
下地を補修したりすることもあり、
そうなると工事の費用もばかになりません。
そうならないうちに対策を取ることで、
工事の費用を抑えることができるとともに、
建物の外観や内部構造を守ることにもつながります。
★一番安心する解決方法は専門家に見てもらうこと
凍害は素人が見てもなかなか判断できない障害です。
もちろん、塗料の剥離が起きていれば誰の目にも明らかですが、
内部に凍害が発生している場合、個人ではもはや対処しきれません。
また、たとえ目に見える凍害であっても、
それを自分で処理をしようとすることは危険です。
★凍害はただ単に塗り替えただけでは直らない
凍害による塗装の剥離は、
塗り直しをすれば元に戻るというものではありません。
凍害が発生した状態のままその上から塗装をしてしまうと、
高い確率で再び塗装の剥離を起こしてしまいます。
凍害はひび割れた外壁から水分が侵入し、
外壁の内部構造に重大な損害を与えていることがあります。
上辺だけを塗り直しても、
外壁の内部まで補修されたことにはならず、
そのためすぐに薄利症状が再発してしまうのです。
そのため点検やメンテナンスをするにしても、
自己診断をするのではなく、
その道のプロにお願いをして見てもらうというのが
最も賢明な方法です。
RICHアビリティでは、
アフターメンテナンスでお邪魔した時に、
確認させていただいております。
まだ大丈夫!!という過信が、
凍害を見逃すことになりかねません。
住宅ローンの返済中がほとんどですので、
費用が掛からない方法はただ一つ。
定期的なメンテナンスを適時にに行う事です。
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