失敗しない外壁材選び
こんにちは、RICHの母です。
4月に入り、毎週木曜日or金曜日に安全パトロールを実施しています。
現場数が多くなり、スタッフ4人がフル稼働・・・
お客様の大切な建物を守り維持するために、
徹底した現場管理を目指して行う事にしました。
メンバーは、女性スタッフ2人で担当します。
その理由としては、常に「お客様目線」と言う意識を大切にしたいから。
ともすれば、専門知識があるから、慣習だから・・・
そんな邪念が邪魔をすることもあります。
その点主婦目線、ママ目線、素人目線としての「お客様目線」で
現場を見ることで、気づきも多くなると思ったからです。
まずは継続していく事が大切と、2人でコツコツ全現場周りを行っています。
さて、家づくりを進めるにあたって、まず初めに大いに悩んでいただくところが「外壁」
それはそうですよね。
お家の顔になる部分ですから、色使いや素材によって、印象がずいぶん変わってきます。
そして、外壁によっては屋根の形状や素材にも影響が及びます。
好きな色だからと言って、外壁に使用できるかどうか?景観条例などの規制もあったりもします。
それではまず、外壁材の役割についてみていきましょう。
外壁材の役割は大きく下記の3つがあげられます。
➀建物を守る
➁室内環境を整える
➂外観にデザイン性を持たせる
➀建物を守る
外壁は、室内の雨風や冷気、紫外線から守ってくれるので外の気候に関係なく過ごせます。
また、自然災害が多い日本では、災害に強い素材や構造が必須となり、以下のような機能も求められます。
・耐震性
・耐火性
・防水性
・防風性
➁室内環境を整える
外壁には、遮熱性や遮断性、遮音性の3つの機能が大切になってきます。
冷暖房の効率や使用頻度は、外壁や屋根、窓の素材性能が大切です
外壁の遮熱性や遮断性が低ければ、夏は暑く冬は寒くといった不快の中での生活になります
外の騒音を遮断し静かに過ごせるのは外壁には遮音性があるからです
このように、外壁があるおかげで、暑さ寒さ、騒音から室内環境を整えてくれます。
➂外観にデザイン性を持たせる
外壁材の種類は大きく8つに分類されます。
➀窯業系サイディング
➁金属系サイディング
➂木質系サイディング
➃樹脂系サイディング
➄コンクリート
➅ALC
➆モルタル
➇タイル
今回はもっとも人気があり、施工物件が多いものを取り上げて、
それぞれの性能やコスト、メンテナンスについてみていきましょう。
➀窯業系サイディング
窯業系サイディングは、セメントに混和剤や繊維質を混ぜた材料を板状に形成したものです。
現在の外壁材の主流になっています。
性能やデザイン性など総合的に優れていたり、価格が安かったりするので、導入しやすい外壁材の1つです。
色柄が豊富で、タイル調やレンガ調などそのまま仕上げ材として使用できます。
しかし、窯業系サイディング自体に防水性がないため劣化しやすく、
こまめなメンテナンスや塗装が必要になります。
➁金属系サイディング
俗にいうガルバニュウム鋼板やアルミニュウム鋼板で加工した外壁材です。
他の外壁材と比べて非常に軽く、窯業系サイディングの1/4、モルタル外壁の1/10の重さとなっています。
このため建物への負担が少なくなっています。
また、断熱性や凍害にも優れているので、北陸などの暖房効率を上げたい場合に適しています。
但し、金属を使用しているため、衝撃によるへこみや温度変化による変形が起こりやすいので、
その辺のメンテナンスだけは必要になります。
➅ALC
ALCは、軽量気泡コンクリートと呼ばれる外壁材で、重さは通常のコンクリートの1/4程度です。
とても軽い素材ですが、強度が強く耐火性や耐熱性に優れており非常に優秀な外壁材です。
そのため火災保険での優遇されることもあります。
建築物の構造材料として、戸建住宅や高層ビルの外壁、屋根、床まで様々な用途で使用されています。
耐久性はありますが、防水機能がないため他の外壁材や塗装材で防水性を保つ必要があります。
それぞれの特徴は見てきましたが、外壁材に迷われている方のために、一言アドバイスしますね。
★強いこだわりのない方に・・・窯業系サイディング
日本国内の外壁材シェアが高く、デザインの豊富さや価格の手ごろさが魅力です。
また、職人の技術力に左右されず、品質にばらつきも少ないです。
★機能性を重視したい方に・・・自宅に多くの機能を持たせたい方には、ALC
防火地区にも使用できるほどの耐火性と防火性を備え、耐久性、防音性にも富んでおり、機能性に特化した 外壁材となっています。
★初期費用を安くしたい方に・・・モルタル・窯業系サイディング
・モルタル:1,500~4,000円/㎡
・窯業系サイディング:3,500~5,000円/㎡
建物によって費用は変わりますが、他の外壁材と比べて安く施工できます。
しかし、メンテナンス時期は5~10年となり、短めです。
★耐久性を重視したい方に・・・耐久性やメンテナンス性重視にはタイル
タイルの耐用年数は半永久的だったり汚れやカビを定期的に落としたりと簡単な手入れ で長持ちします。
但し、む初期費用は他の外壁材に比べかかってしまいますが、長い目で見るとコスパ良しです。
★自由にデザインしたい方に・・・和風洋風問わずに自由にデザインしたい方にはモルタル
モルタルは仕上げの種類が豊富で、どんな塗装をするかで印象が違う外壁に仕上げられます。
但し、左官職人の手作業のため、品質にはばらつきが出ることがあります。デザイン重視の方に特におすすめします
いろいろお話してきましたが、外壁材の特徴を知った上で、自分たちのこだわりに見合った素材を選んでいくことが大切です。
なかなか素人だけでは難しいもの。
是非、RICHの母やRICHアビリティのスタッフにお声がけいただき、一緒にあなたにとってのベスト外壁材を選んでいきましょう。