擁壁工事が必要でもこの土地がいい時は・・・
こんにちは、RICHの母です。
皆さん、コンビニは良く行かれますか?
私の場合、会社の向かいにセブンイレブンがあるので、
ランチや仕事帰りにちょっと寄ってみる・・・結構あるかもです。
コンビニと言えば、コンビニ限定の商品のクォリティーの高さに驚きますよね。
特に良く購入するのがいわゆる「コンビニスィーツ」
お手頃価格&量、更に季節感もありそこに専門店にも負けない美味しさ。
一番驚くのは・・・
新商品としての発売数の凄さではないでしょうか。
さて、今日のテーマは擁壁工事についてです。
最近、土地の高騰から建替えのご相談があります。
今の居住環境が気に入っているのであれば、問題はありません。
しかし、今の住環境がイマイチ・・・
例えば前面道路は巾が狭いとか、
敷地が小さく駐車スペースの確保ができない、
高低差のある土地でフラットな生活がしたい 等々。
今回はその中でも高低差があり、
擁壁工事を必要とする場合について、考えたいと思います。
★擁壁工事とは?
擁壁工事とは、高低差のある土地の斜面が崩れないように、
斜面を安定させるための工事です。
鉄筋コンクリートやコンクリートブロックなどで斜面を壁状に覆い、土砂崩れを防ぎます。
もともとあった崖だけでなく、
土地を造成する際に切土や盛土によって土地に高低差が生じる場合も同様です。
高低差のある土地は、高い方の土地の上に載る建物の荷重、地震、土の中に溜まった雨水などの水圧など、
さまざまな圧力がかかるため、斜面が崩れやすくなります。
そのため斜面の土を留める必要があり(土留め)、擁壁とは土を留めるための壁状の構造物を指します。
★工事するのに申請は必要?
所有している土地の高低差が2m以上ある場合、
たいていは各自治体(都道府県)が定めている「がけ条例」で擁壁を設けることが義務付けられています。
当てはまる場合は自治体への申請が必要になります。
「どこからどこまでの高低差についてなのかなど、
がけ条例の詳細な内容は各自治体により多少異なるので、
土地の高低差が2m程度あるなと思ったら必ず自治体に確認したほうがいいでしょう」。
もちろん、その地域に精通している施工会社であれば、
たいてい知っているか、念のため確認してくれるでしょう。
なお、申請して許可が下りるまで1カ月前後かかります。
許可が下りてから建物の建築申請を行うので、家を建てる場合は早めの行動が必要になります。
また、がけ崩れや土砂災害等が特に懸念されるため
「宅地造成工事規制区域」に指定されている区域内では、
下記の工事を行う場合に、そもそも自治体へ申請して許可を得る必要があります。
こちらも事前に自治体へ確認するようにしましょう。
<宅地造成工事規制区域で許可が必要な宅地造成工事>
・切土で、高さが2mを超える崖を生ずる工事
・盛土で、高さが1mを超える崖を生ずる工事
・切土と盛土を当時に行うとき、盛土は1m以下でも切土と合わせて高さが2mを超える崖を生ずる工事
・切土、盛土で生じる崖の高さに関係なく、宅地造成面積が500m2を超える工事
・高さ2mを超える擁壁や排水施設の除去を行うとき
※この場合の崖とは角度が30度以上の斜面をいう
★擁壁工事の種類は?
擁壁の素材には鉄筋コンクリート、コンクリートブロック、石の3種類がありますが、
一般的なのは鉄筋コンクリートで擁壁をつくる方法です。
「鉄筋コンクリート擁壁は構造計算がしやすく、擁壁を崖に対してまっすぐに立てやすいので、
敷地を有効に使えるからです」
一方で、コンクリートブロックや石を積んで擁壁をつくる方法は、
一般的に鉄筋コンクリート擁壁よりコストは安くなります。
★擁壁のメンテナンスは必要?
鉄筋コンクリート擁壁やコンクリートブロック積み擁壁の場合、
コンクリート自体の寿命はだいたい50年と言われています。
そのため経年劣化でコンクリート擁壁が壊れるということはほとんどありません。
ただし、擁壁には地中に溜まった雨水を抜くための水抜き穴が開けられますが、
土の中の水がうまく抜けないとその水圧が擁壁を壊す可能性があります。
「大雨の後にきちんと水が抜けているか、水が抜けていない穴と、大量に水が出る穴などバラツキがないか、
引き渡し直後と比べて、そうしたバラツキに変化がないかなど
水の出方を定期的にチェックしておくとよいでしょう」。
もしも変化があるようなら、施工会社に相談するようにしましょう。
一方、石積み擁壁は50年以上前に多く用いられていた方法です。
建て替えや中古住宅を購入する場合に注意したいのは、
石積み擁壁が現在のがけ条例の基準を満たしていないことが多いことです。
その場合は、改めて擁壁工事が必要になります。
★擁壁工事の費用は?
一般的な鉄筋コンクリート擁壁の場合、土地の条件にもよりますが、
1m2当たり5万~10万円が目安になります。
ただし同じ高さの崖でも、勾配がきつい場合は擁壁の方法も変えないといけません。
また現場までの道が狭くて2tトラックなど小さなトラックで
往復する回数を増やさないといけない場合は、
運搬費も余計にかかります。
さらに目の前が4m道路など道幅の狭い道路の場合、
通行制限をしないと工事ができないことがあります。
そうなると通行制限をするための人件費等もかかります。
「がけ条例のあるような地域では、たいてい道路が狭いので、通行制限をする必要が出てきます」
<擁壁工事の費用が増える主な原因>
・勾配がきつく、工事の難易度などが高い
・現場までの道が狭いと、小さなトラックで往復の回数を増やさざるを得ない
・目の前の道路が狭いため通行制限をする場合、通行整理をする人件費が必要
現在、当社でもいろいろな敷地に関して、大切なマイホーム計画の為、
行政機関との調整や業者との密な連絡の元、工事を進めています。
経験豊富なスタッフが、夢のマイホーム計画を夢あるものにします。
お気軽にご相談いただければと思います。